古代の金銀硬貨

アンティークコインは世界初のコインが製造された古代ギリシャ時代に始まって中世までの間に発行されたものが含まれていますから、当然日本の貨幣も含まれるのですが、国内で人気が高いのはイギリスや欧州のコインです。現代日本で発行されている10円ないし5円金貨や100円あるいは50円などの銀貨とは、比較にならないほど細やかでリアルな彫刻がなされていることがわかります。

現代のような製造技術がないですから形はかなりいびつですし、いかにも手作り感があって素朴な美しさを感じさせます。アンティークコインの価値は素材というより希少価値が高いことにあります。当然ながら生活用品として実際に人の手から人の手に頻繁に移動していたものであり、当時の政府によって適切に製造・発行が管理されていたわけですから、今の時代に再発行されるはずはありません。したがって今後減ることはあっても増えることはない世界遺産なのです。

たとえば世界最古と言われるリデア金貨は現在世界で10枚しか残されていません。取引される金額はほとんど天文学的数字になります。格闘するライオンと牛が彫られていて当時のリデア文化の一端を表す、考古学的にも大変希少価値が高い一品です。アレキサンダー大王の横顔が彫られたコインや女神を描いたコインも人気です。

古代の金銀硬貨